2019.04.27 10:48バレル・コレクション展今日からBunkamuraで開催されている「バレル・コレクション」展を早速見てきました。これ、とても面白いです。興味深かったのは、「19世紀のフランス絵画作品をオランダ風俗画的に解説している」点。「そういう接点があったのか!」とかなり納得できます。国立新美術館で開催されている「ウィーン・モダン」展と作品の年代が重なっている部分があるので、二つを比較してみるの...
2019.04.20 11:03ギュスターヴ・モロー展の講演会パナソニック汐留美術館で開催中のギュスターヴ・モロー展の講演会に行ってきました。講師は成城大学教授の喜多崎親氏で、演題は「ギュスターヴ・モローのサロメ」。かなりアカデミックな講演でしたが、1時間半の講演があっという間に感じられました。非常に分かりやすく、また、内容が学術的なのに堅苦しくないお話で、引き込まれました。次は、Bunkamuraの千足先生の講演会に...
2019.04.17 11:16「商人」としてのクロード・ロラン17世紀に「理想的風景画」として多く制作された彼の作品は、ギリシア神話や聖書の物語を遺跡や廃墟などに溶け込ませることで、多くの支持を得ました。当時のパトロンは、いわゆる「上流階級」に属する、教養の豊富な人々でしたから、彼らの作品への理解度はかなり高かったと思います。でも彼の作品を見るたびに、私はいつも思うんです。彼が本当に描きたかったのは、「理想的風景画」で...
2019.04.16 23:50ゴッホの《ばら》が好き!国立西洋美術館に行くたびに、何度でもいつまでも見ていたいと思う作品です。オランダ人のゴッホがチューリップをほとんど描かず、ひまわりやばらを描いたのには何か理由があるのかもしれません。ゴッホは1890年に亡くなっていますので、1889年に描かれたこれは一応「晩年の作品」ということになるのでしょう。しかしゴッホの37年間の生涯のうち、画家として生きたのは最後の1...
2019.04.15 22:25ナビ派大好き!「ナビ派っていいなあ」と初めて意識したのは、三菱一号館美術館の「オルセーのナビ派展」でのこと。この作品、ずっと見ていても飽きないんです。私には珍しく3回も美術館に通い、もちろん図録も購入しました。なんだか「晴れやか」なんですよねえ。七面倒くさい理屈抜きでとても落ち着くんです。理屈っぽいことはいくらでも考えられるし解説書にも載っているけれど、どんなに理屈や理論...
2019.04.15 11:50モローの絵はなぜ「縦長」なのか?汐留パナソニック美術館で開催されている「ギュスターヴ・モロー展」を鑑賞したとき、不思議な感覚にとらわれました。どれも、作品を「見上げ」ないと全体が分からなかったのです。今回の展示作品は1,2点を除いてすべて「縦長」の作品でした。これって不思議ですよね?なぜ、彼の作品は「縦長」なのでしょうか?完全な推測ですが、「どこかに飾る」ことをはじめから想定していたのかも...
2019.04.14 06:43ラファエル前派の軌跡展@三菱一号館美術館この展覧会、私はラファエル前派の作品よりターナーの作品のほうが気になったんです。彼の作品がどうしてあんなに崇高な感じがするのか、やっとわかりました!「対照性」なんですよね。静と動、明と暗がうまく対照的に表現されているんです。そうすることによって、お互いがお互いを引き立てているんだと思います。だからこそ、自然の静謐さや崇高さが作品を通して我々に伝わってくるんで...
2019.04.11 13:29大好きなロードスター一昨年に買ったロードスター。これを運転するのが、僕の楽しみだ。箱根、伊豆、秩父、山梨などなど・・・。すでに色々なところに行った。これからどこに行けるかなあ・・・。
2019.04.10 22:59フェルメール展@大阪市立美術館大阪市立美術館のフェルメール展に行ってきました。それまで「お待ち時間はございません」とTwitterに書いてあって安心していたら、行ったときには行列ができていました。厄年だからしかたないか。大阪で見た「恋文」は思っていたより小さな作品で驚きました。そして小さいからこそ、画中画や女性二人の衣装やほうきなどの描写が細かくて、フェルメールの芸当に驚かされました。あ...
2019.04.10 09:24ギュターヴ・モロー展@パナソニック汐留美術館先日、パナソニック汐留美術館で開催されているギュスターヴ・モロー展に行ってきました。この絵は「出現」という作品で、19世紀末に描かれました。19世紀から20世紀への変わり目って、ナビ派、ウィーン分離派、ラファエル前派などなどいろいろな「派(英語で『イズム』)」が出てくるのでややこしいんですよね。ただ、それまでの印象派などと違って、ちょっと「怖い」感じの作品が...